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おはようこんにちはこんばんは!本のこと、アートなこと、旅のこと、サイエンスなことなどがエントロピー増大気味に散らばっている部屋へようこそ。


by Chubb-3
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05 TDC展

堂島のdddギャラリーで開催中の「05 TDC展」(~6/27)に行ってきました。
05 TDC展_c0024552_2322249.jpg
グラフィックデザインやタイポグラフィのすぐれた作品が一堂に会しています。
で、もちろん入場無料。
「にほんごであそぼ」の佐藤卓氏の擬音語を映像であらわした作品や、大野瑞生氏のパラパラマンガ、字踊り文庫などのインタラクティブのものがとても気に入りました。
そういえば、PIE BOOKSから出ている、この本を思い出しました。
ぎおんごぎたいごじしょ―A dictionary with illustrations photographs and stories inspired by 969 words
/ ピエ・ブックス
ISBN : 489444366X
但しコレの日本語イメージです。この本で擬音語・擬態語は「日本語っぽい」のですが、「日本語の感覚」を非常に良く伝えているのが、『にほんごであそぼ』だと思うので。

また、トレヴァー・ジャクソン氏のレコード・ジャケットはナナメからでないと見えません。目をパッと移したときに何か字が書いてあるのが分かるのだけど、真正面から見るとドットが並んでいる正方形、あるいはシマシマの正方形。
マジメに観るんじゃなくて、「斜に構えて」観るという発想に脱帽です。

さらに吸い込まれてしまいそうだったのは、アンドレアス・ミューラー氏の「For All Seasons」の世界。記憶をたどる文章の字がバラバラと動き出し、形作るようでいて、つかみ所がなく、文字が近付いたかと思うと離れ・・・
脳の中ではこういうことが起こっているのだろうか、いやもしかすると人間がこういった字の世界に住んでいるのではないかというような普遍性があり、タイポグラフィと映像の世界を堪能できました。
音が付いていないのも正解だとおもいます。
・・・と言っていても、良く分からないですよね(苦笑)。
ぜひぜひご覧になってみてください。

ほかには、雑誌『流行通信』や、ヴィジュアル雑誌『FOIL』のの表紙デザイン、銀座資生堂のパッケージや広告のデザインなど。

* 第140回企画展 「05 TDC展」 
2005年5月30日(月)~ 6月27日(月)
@ dddギャラリー

 ☆ くわしい情報はbloc:希望的観測。で!
by Chubb-3 | 2005-06-09 23:21 | 芸術の周辺*art